
| 2003年3月31日発刊 |
| ※B5版用紙に印刷出来る様、若干行間を変えてあります。 |
§今月の工房から
| − 丸テーブル − | |
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| この丸テーブルは直径1Mであり、4人が通常の食事をするのにぎりぎりの大きさです。デザインはTAMA CRAFTのオリジナルではなく、シェーカーのカンタベリー (CANTERBURY)ダイニング・テーブルとして良く知られているデザインの脚部をそのまま頂き、丸テーブルにした物です。(オリジナルは870mm×181mmの角テーブルです。) シェーカーの家具、特に椅子、テーブル等の脚物はデザイン的には素晴らしいのですが、少し華奢であり、材質の選択を間違ったり、乱暴な使い方をすると強度的な問題を起こすことがあり注意を要します。 この作品は脚部にマホガニー材を使用し強度を確保し、天板部分はTAMA CRAFTの標準材であるレッドシダーを用いております。仕上げはオスモカラーで、脚部はエキストラクリヤー1回とノーマルクリアー2回、天板部はエキストラクリアー1回とノーマルクリアー4回と少し厚めに仕上げてあります。 この作品とは直接関係ないのですが、脚部に使ったマホガニー材の入手状況に大きな変化が起きており、今後は事実上殆ど輸入出来なくなるのではないかと懸念しております。 理由は稀少動植物の保護を定めたワシントン条約の厳密な適用にあります。 木材市場の場合、マホガニーは産地名称で取り引きされるのが通例でありますが、条約は学名で規定されているため良く分からなかったのですが、条約を担当する経済産業省に問い合わせたところ、大部分のマホガニーは1985年から規制の対象になっていたが昨年の11月にブラジル産のマホガニーも規制の対象になり、事実上全てのマホガニーが規制品目になったとのことでした。 但し、マホガニーは象牙の様に全面的な禁輸ではなく、正規の商取引は出来る付属協定書Uに記載されていますが、(建前は密伐採、密貿易を防ぐのが目的です)輸入時に要求される書類の取得(輸出国=米国政府の発行する再輸出許可証)が困難であり事実上輸入が難しいと言うことです。 TAMA CRAFTが今まで取引をしたことがある米国の数社の材木屋さん、その他インターネット上で連絡の取れる更に数社の材木屋さんに米国政府の再輸出許可証が取れるかどうか問い合わせたところ、全て取得不可能と言う返事でした。 マホガニーは米国の国産材ではなく、米国の製材業者は中南米から原木を輸入し、製材しているだけです。原木の輸入時に正規の手続きが取られているなら再輸出許可証は取れるはずですが、多くの製材業者が再輸出許可を取れないと言っている事は、必ずしも正規の原木輸入手続きが取られた原木ばかりが製材されている訳では無いことを示唆しているように思えます。(米国国内市場ではごく当たり前に流通しております。) 昨年まではTAMA CRAFTでも堂々とINVOICE(送り状)にマホガニーと書いて東京港で通関しておりましたが、実はTAMA CRAFTが10年間に亘り輸入してきたホンヂュラス・マホガニーは1985年から規制対象であったと聞いて唖然としました。 マホガニーとその製品はギター、輸入家具に多く使われていますので、このワシントン条約を厳密に適用したら大変な事になるのでは無いのでしょうか? それともたまたま通関時に引っかかった人が運が悪かったと言うことなのでしょうか? いずれにしろ、再輸出証明書の取得が困難であり、通関時に引っかかったらお手上げと言う状況では今後TAMA CRAFTではマホガニーの取り扱いは中止せざるを得ません。 |
| 1.輸入広葉材 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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今年も遅れましたが輸入木材の予約注文をお受け致します。条件他は従来と基本的には同じですが、若干変更点がある事と新しい会員さんのために再度以下に記します。
(1)樹種と価格(基準価格)
(2)注文の単位 0.05立米単位と致します。0.05立米とは厚さ2.5cm、幅20cm、長さ180cmの板に換算した場合に5〜6枚であり、チェリーの場合でこれで¥20,000です。 (3)品質 FASグレード、片面クリヤー(無節・若干の小節はご容赦ください。)の家具用材です。昨年まではプレーナー仕上げ済みを原則としておりましたが、自動ガンナが広く普及した現在、未仕上げ(ラフソ−ン)といたします。 (4)寸法 厚みだけが決まった乱尺(150cm〜240cm)、乱幅(10cm〜20cm)です。厚みは4/4インチ(25.4mm)です。 (5)特注品 同一品種・サイズで0.2立米以上数量がまとまる場合は未仕上げの5/4インチ、8/4インチ材もお受けできます。 (6)薄板材 1/2インチ厚で両面サンダー掛けした材であり、5スクエアーフィート(0.45u)単位でバンド掛けされています。
(7)送料 0.05立米当たりの運賃です。
(8)予約締め切りとお渡し 予約の締め切りは4月末日、お渡しは6月末頃の見込みです。 |
| 2.商品価格の改訂 | ||||||||||
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税務申告のため、2002年のTAMA CRAFTの決算をしたところ大幅な赤字決算であることが判明いたしました。赤字の理由の一つは不況による売り上げ金額の減少であり、この為に販売金額に比例しない固定費の負担が重くなっております。
この部分に付きましては、既に東京のFAX回線を廃止するなど削減努力を始めておりますが、比例費の部分でも改訂の必要があると言わざるを得ませんので、TAMA CRAFTの価格ルールを下記の通り改定させていただきます。 1.為替調整決定ルール 今までは当月1日の為替の終値を基準とし、10円台は切り捨てとしておりましたが、10円台は四捨五入に改訂致します。 切り捨てと言うことは、常に為替の負担がTAMA CRAFTにあると言う事を意味しております。(0円〜9円99銭まで)2002年度の場合は平均的に¥6円〜7円の為替負担があり、金額に換算すると100万円を超えました。四捨五入にすれば、為替差損がでる場合と、為替差益のでる場合が理論的に均等であり、為替による赤字は出ないことになります。 2.倍率 TAMA CRAFTの価格は透明性を重視するために、米国の市場価格の1.5倍を基準とすると発表しておりました。 これはTAMA CRAFTの過去の経験から、1.5倍で損の出る商品もあるが、利益が出る商品もあり年間では均衡すると言う理由でした。 しかし、昨年6月に米国の市場価格の実勢に合わせて大部分の商品の値下げを致しましたが、運賃が吸収できず、赤字の大きな原因になっていることが判明いたしました。 具体的な例でご説明すれば、DELTAの角のみ(14−650)は¥55,000から¥36,000に大幅に値下げになりましたが運賃は全く以前と変わっておらず、運賃部分が負担しきれない状況が生じたと言うことです。 この運賃負担の増大を補うために倍率を重量別に改訂致します。
この2つの価格決定ルールの変更は2003年5月1日受注分から実施させていただきます。 TAMA CRAFT商品の具体的な新価格に付きましては既に改訂されておりますのでホームページの総合カタログでご確認下さい。 |
| 3.INFINITY TOOLS |
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INFINITY CUTTING TOOLSという新しいルータービットメーカーからTAMA CRAFTに売り込みがありました。
米国製であり(世界中のブランド品の多くは台湾で生産されております。)、最高の品質を普及品の価格でと言うのが売る込みの口上でした。
サンプルを取り寄せテストしてみた結果、口上に偽りはなく切れ味は評判の高いCMT、JESADAを凌ぐ程です。TAMA CRAFTではこのINFINTYのルータービットの取り寄せを致します。 カタログはTAMA CRAFTとしては発行いたしません。INFINTY社のホームページをご覧下さい。 アドレスはwww.infinitytools.comです。ホームページを開くと左側にPRODUCTSがありますのでこれをクリック致します。最初に1/4インチ軸の品種が表示され1ページ目が終わると下に小さくNEXT PAGEと出ますのでこれをクリックすると1/2インチ軸の品種が表示されます。 TAMA CRAFTへのご注文はINFINITY社の品番でE−MAILでお願い致します。価格はINFINITY社の価格の1.5倍です。(消費税・国内送料別途) |
| 4.ルータービット | ||||||||
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TAMA CRAFTではMLCS社を中心に、一部JESADA TOOLS社のルータービットを取り扱ってまいりました。TAMA CRAFTのルータービットカタログはMLCS社の物ですが、古くなっており、最新の同社のビットの種類の数分の一しかカバーしておりません。JESADA社の物はセット物とソリッドカーバイトのストレートビットをご紹介してきましたが、同社ももっと幅広い種類のビットを用意しており、高品質のビットとの評価が確立しております。
本来はTAMA CRAFTで常に最新の日本語のカタログを準備すべきなのかも知れませんが、とてもそこまではやり切れません。 そこで今後はTAMA CRAFTのルータービットカタログは廃止し、INFINITY社の場合のようにMLCS社、JESADA社のホームページに直接アクセスして戴き、その品番でTAMA CRAFTにご注文いただければ、カタログ価格の1.5倍でお届け致します。 (消費税・国内送料別途。価格も同時に自己申告して下さい。その都度TAMA CRAFTで確認は致しません。) 三社には各々特色があります。例えば代表的な品種である1/2インチ軸、直径1/2インチ、切れ刃長1インチのビットは、
・MLCS社 www.mlcswoodworking.com ・JESADA社 jesada.com なお両社ともルータビット以外にも色々な工具がありますが、これらの商品も受け付けます。 |
| 5.家具用金具 |
| 家具用金具カタログは長い間欠品になっており、ご迷惑を掛けておりましたが、ルータービット様WHITECHAPEL社のホームページを直接見ていただき、同社の型番でご注文いただく方式に変更致します。(www.whitechapel-ltd.com )カタログ価格の1.5倍でお届け致します。(消費税・国内送料別途) この会社のホームページは若干癖があり見にくいのですが (1)まず左の欄のCatalog Productsのプルダウン・メニューをクリックして大分類を決定致します。 (2)次に中分類をクリックして品目を決定し (3)更に小分類をクリックして仕上げ、サイズを決めます。 Finish−Part#−Price−Dimensionとありますが、Finish(フィニッシュ)は多くの場合、光沢仕上げとアンティック仕上げが選べるようになっています。 Parts#(パーツ#)が型番であり数字とアルファベットの組み合わせになっております。 Price(プライス)は一個当たりのドル価格です。(ペアー=2個当たりの場合もあります) Dimension(ディメンジョン)は寸法であり多くの場合が直径の寸法です。 |
| 6.DELTA | ||||
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DELTA社の機械の構成が大きく変わりつつあります。基本的には機械をIndustrial(プロ用)とShopMaster(アマチュア用)に分けているように見えます。
電動工具ではこの様な例は多くマキタやBOSCHは筐体の色が緑色はアマチュア用、ブルーはプロ用であり、機能にかなり大きな差があります。(ブランド名を変える例もあります。DEWALT=プロ用、BLACK & DECKER=アマチュア用、) TAMA CRAFTでは今まで決してアマチュア用と銘打った機種を買わないようにアドバイスしてきました。その理由は両者の差が単に筐体の色の差ではなく、設計思想・部品から異なっている例が多いからでした。 今回のDELTAの場合はこの例に当てはまらず基本的な構造は同じで、性能にあまり関係のない些細な部分の変更で分けている例すらあります。当然プロ用は価格が高いので、基本的な性能が変わらない場合は、TAMA CRAFTとしてアマチュア用をお勧めする事もあります。 |
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(1)角のみ
角のみ(Mortiser)の場合は従来の14−650がMM300と名前を変え、新規に14−651が発売されました。MM300と14−651は動力性能は全く同じで(1/2HP、1,725rpm)違いはストローク(4−3/4インチ対5インチ)とテーブルの大きさ(16−1/4 × 13−1/2対 11−1/8 × 7インチ)と言う基本性能とはいえない些細な部分であり、何故わざわざ2機種に分離したかが不明です。(価格は差$30)TAMA CRAFTでは従来の14−650、現在のMM300をお勧め致します。 |
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| (2))手押しガンナ 手押しガンナも角のみ程ではありませんが、あまりすっきりとした話ではありません。手押しガンナは従来37−190(オープン・スタンド・3/4HP)、37−195(クローズド・スタンド/1HP、約$50高)がありましたが、37−190の名称をJT360と変更致しました。機械本体は両機種共に全く同じですので、TAMA CRAFTでは従来通りJT360(旧37−190)をお勧め致します。 |
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| (3)バンドソー バンドソーの場合ははっきりとしており14インチ以上はIndustrial(プロ用)、それ以下をShopMaster(アマチュア用)としております。そのために10インチの28−195はBS200に、9インチの28−150はBS100にと名称変更が行われております。わかりにくいのはその後であり、28−195は生産中止、BS200は未発売(3月8日現在、今月中には入手可能になると思います。)と言う状況が続いており、DELTAのバンドソーは14インチの下はオモチャのようなBS100(9インチ)と言う非常にアンバランスな状態になっております。DELTAとは関係ありませんがINCA340も生産中止となり、現在中型のバンドソーの推薦できる機種が全くありません。 主力の14インチは28−241となり、モータ馬力も1−1/2HP〜2HPへと強力になっております。(3月8日現在2HPバージョンはまだ入手できません。)DELTAの品番はクルクルと代わり非常に分かりづらいのですが、14インチのクローズド・スタンドでモーター馬力を指定すれば間違うことはありません。 |
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| (4)木工旋盤 木工旋盤は従来の46−700が生産中止となり、46−715が後継機種として発売されております。46−715は芯間が4インチ伸び40インチになったことが数字上の差ですが重量が46−700+脚が67kgsであったのに対し46−715は脚付きで136kgsと倍増しており、剛性が大幅に向上している物と思われます。 |
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| (5)テーブルソー テーブルソーはUNISAWとコントラクターソーがプロ用に分類され、10インチテーブルソー 36−560は名称がTS300と変更されアマチュア用に分類されております。 同じ10インチのテーブルソーでも両者には大きな差があります。プロ用は音の静かな誘導モーターを使用しており、アマチュア用は音のうるさい汎用モーターを使用しておりこの差は大きいので、TAMA CRAFTではプロ用をお勧めしております。 テーブルソーの品番も良く変わりややこしいのですが、モーターの種類(単相・三相・馬力)、フェンスの種類(Unifence、Biesmeyer)、長さ、刃のチルト方向を指定すれば間違いありません。 |
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| 7.Grizzly | |||
| Grizzlyと言う会社をご存じでしょうか?よく米国の木工雑誌の表紙裏に大々的に広告を出していますので、そう言えば見たことがあると心当たりのある人もいらっしゃる事と思います。 この会社はいわゆる代理店、小売業者を一切使わず、通信販売とインターネットのWEB上での直接販売だけをしているため、有名な通販業者のカタログには決して出てきません。生産は中国・台湾で行い(品質管理の技術者はGrizzly社から派遣されている。)米国に三カ所合計2万3千坪にも及ぶ在庫センターを持ち、オーダーは原則即日出荷とのことです。 その他、インターネット時代の新しいビジネスを目指しているだけに、他のメーカーと異なり、 (1))詳細なデーター・シート (2))機械の分解図(部品図) (3))操作マニュアル が購入しなくとも機種毎にWEB上で見られます。 問題はその機械の価格と品質ですが、米国での価格は大雑把に言えばDELTAの同クラスの機械の1/2〜2/3と言ったところです。DELTAのそっくりさんで始まったJETの機械も品質的に認められ価格が上昇し、DELTAの機械の80〜90%になっている現在、この価格は大きな魅力です。 台湾、中国の生産に懸念をもたれる方もいらっしゃることでしょうが、木工の機械・工具で台湾、中国製を除外して考える事は最早出来ません。DELTAも実質的には台湾で生産されている機種、部品は多く、現在の世界は「MADE IN ○○○」が問題ではなく、問題なのは商標の信用力です。例え台湾で生産されていても、DELTAが品質の保証をしているならOKと言った具合です。(近い内に台湾・中国のローカル・ブランドでも世界の一流品が出てくると考えています。) この観点からGrizzlyブランドはどのぐらい信用出来るかまだ未知数の部分もありますが、総合的な情報からTAMA CRAFTではGrizzlyに賭けてみようと言う気持ちになっております。 価格の改定の項でご説明致しましたが、安価な大型機械はTAMA CRAFTとして最も採算が難しい分野ですが、新ルールの倍率1.75倍〜2倍で取りあえずスタート致します。 Grizzly社のホームページはwww.grizzly.comですので、このホームページの中から自由に選んでいただき、その機械を輸入代行する事も可能ですが、取りあえずTAMA CRAFT推薦の機種を下記に挙げておきます。 |
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| (1)9インチバンドソー(G1052) 前述のDELTAの9インチバンドソーBS100はオモチャの様だと言いましたが、この9インチバンドソーは違います。大型のバンドソーの技術で小型卓上タイプを作ったと言う触れ込みですが、この口上は正しいと思います。 重量で比較してもDELTAのBS100が33LBS(15KGS)であるのに対し100LBSと3倍以上の重量があり、構造面で全く手を抜いていないのが分かります。このクラスでは珍しく刃のガイドはボールベアリングタイプ、モーターは1/2HPの誘導モーターを使っており、音も静かです。 唯一の欠点は刃のループ長が64インチであり、このメーカーが準備する純正の交換刃以外の刃の入手が困難であることです。 |
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| (2)14インチバンドソー(G0555) これはDELTAの14インチ(28−280等)と正面から競合する機種です。 仕様書上で比較して、DELTAに劣るのはモーター馬力(DELTA1.5HP、Grizzly 1HP)だけであり、他のスペック、装備はDELTAと同等か勝ります。DELTAよりすぐれた点を抜粋すれば (1)ボールベアリングガイド (2)4インチ集塵口 (3)フェンス・マイタゲイジ標準装備 (4)2スピード 等です。 刃のループ長は標準の93.5インチですので入手は容易です。DELTA同様ライザーブロックが用意されており、12インチまで挽き割り高さが延長できます。 |
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| (3)ラジアルボール盤(G7945) ラジアルボール盤は以前WOODTECH社の物を扱っており、好評でしたが、台湾の生産元が台湾中部大地震で壊滅的な打撃を受け、それ以来生産不能になっておりました。その後色々な会社のラジアルボール盤を探してみましたがなかなかお勧め出来る機種が見つからず空欄になっておりましたが、このG7945は一応の水準に達していると思いますのでTAMA CRAFTの商品リストに加えます。ヘッドの移動量は32cmとWOODTECHより少し少な目ですが通常の13mmのボール盤のフトコロ17cmと比べれば充分あります。テーブルはラック・アンド・ピニオンで上下出来、水平方向に360度、垂直方向に両側90度回せます。強いて欠点を挙げれば、テーブルの面積が木工には若干不足であり、ヘッドの移動をフルに支える大きさはありませんのでお使いになるときには合板の大型テーブルを取り付けた方がよいと思います。 |
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| 8.新型ルーター | ||
| この1年間で各社から新型のルーターが発表されております。少し前までは新型と言えば全て大型のプランジルーターでしたが、今回は固定ベースもあり、Dewaltからはシステムルーターが発売され、以前からTAMA CRAFTで推薦していたシステムルーターが主なルーターメーカーから大体出そろった事になります。(PORTER CABLE、MAKITA、BOSCH、Dewalt)以下に個別の説明を致します。 |
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| (1)PORTER CABLE 定番商品である690に色々な変更を加えてまいりました。モーターの固定方法を流行のワンタッチで操作できるレバー・レリーズに変えたこと、モーター馬力を1−3/4HPに向上させたこと、スピードコントローラー内蔵の機種を加えたこと、以上3点の変更で690も最新型の固定ベースに生まれ変わりました。TAMA CRAFTではこの機種(690LRVS)を標準在庫品と致します。なお、この機種は騒音レベルも82dBと改善されております。 |
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| (2)Dewalt 以前のDewaltの固定ベースルーターDW610は何の特徴もない極平凡なルーターでしたがこの度新発売されたDW618シリーズは618が固定ベース、618DがDハンドル、618PKが固定ベース+プランジベースのセットとフルライン揃ったいわゆるシステムルーターです。(全て2−1/4HP・スピードコントローラー付きと強力です)但しこの機種も固定ベースのみのバラ売りはしていないようです。騒音のレベルは87dBとかなり高く、Dewalt社が騒音対策にあまり熱心でない事をよく表しております。 |
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| (3)Milwaukee 日本では殆ど知られていませんが、米国ではかなり知られた電動工具メーカーです。 このメーカーから少し毛色の変わった固定ベースのルーターが発売されました。特色は2つあり一つは通常のグリップの他にボディグリップと称する取っ手が付いており(鞄の取っ手の様な物です)これに手を通しボディを手のひらで掴めば片手で安定してルーターを保持・操作できます。もう一つはベースにボックスレンチを突っ込める穴が空いており、ルーターテーブルに固定した場合にテーブルトップからボックスレンチで刃高の調整が出来るようになっております。TAMA CRAFT通信NO.31号でご紹介したようにルーターテーブルの刃高調整装置が普及しつつありますが、このルーターを使えば高価な刃高調整装置を使わずに済むと言う事です。(刃の交換時はやはりモーターを外す必要があります。)騒音レベルは86dBとあまりよい物ではありません。 |
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| (4)TRITON 電動丸のこを取り付けるテーブルソーで有名なオーストラリアのTRITON社から非常にモダンなデザインの大型のプランジルーターが新発売されました。このルーターもMilwaukee同様特別な刃高調整装置を使わないで、ルーターテーブルに取り付けた場合に簡単に刃高調整が出来ることが最大の特色です。徹底しているのはチャック全体がテーブルトップから飛び出す程可動範囲が大きく、ビットの交換がテーブルトップから出来ます。その他集塵機能が充実しており、切削屑のかなりの部分を集塵機で吸い取れること(TAMA CRAFTの実験ではパターンビットで倣い加工をした場合、70%ぐらいの集塵率です。70%の評価は人によって異なりますが、かなり良いと言うべきでしょう。)あまり目立たないことですがTAMA CRAFTが最も評価するのはその安全スウィッチの構造です。多くの安全スウィッチは安全性を重視するあまり、操作性が劣悪な物が多いのですが、この安全スウィッチは確実で操作性がよいと言う非常に優れた物です。 問題点はその重量です。6KGS以上ありおそらく世界で一番重いルーターでは無いのでしょうか?力自慢のオージー(オーストラリア人)ならともかく、非力な日本の中高年ではとても自由に操作出来る物ではありません。 手持ちでも、ルーターテーブルでも最先端と言う口上に偽りはないのでしょうが、現実的には一つのルーターを手持ちとルーターテーブルで兼用する事はありませんので、あまり多くの機能を盛り込み、操作が複雑になり、重量が重くなるより、どちらかの用途に絞り込んで単能化する方が良いような気がいたします。 騒音レベルは88dBとこれもうるさい方から数えた方が早いレベルです。 |
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| 9.TAMA CRAFT |
| 1) TAMA CRAFT通信のNO.31(前号)で通信発行継続のためのご援助をお願いいたしましたが、約200名の会員の方から総額30万円近いご援助を頂きました。個々の方には御礼のご連絡はしておりませんが、この紙面から改めて御礼申し上げます。 2) 郵送会員の方に、通信継続の確認のハガキをお願い致しましたが、返信されたハガキにご氏名が記入されていない物が十数通ありました。(住所欄を印刷しなかったTAMA CRAFTにも責任の半分はあります。)消印等で推定致しましたがどうしても不明の方が残りました。この方々にはせっかくハガキの返信を頂きながら、通信の郵送が出来ませんので、この紙面を借りてお詫び申し上げます。 3) ご存じの方も多いと思いますが、「手作り木工辞典」を発行しておりました婦人生活社が1月に倒産し、10数年続いた「手作り木工辞典」もNO.52号で廃刊になってしまいました。聞くところに依れば「手作り木工辞典」は赤字では無かったとの事ですので、他の出版社が引き継ぐ可能性も若干あるようですが、厳しい経済情勢を考えればあまり期待出来ないと考えた方が良いと思います。 TAMA CRAFTの発表の場がTAMA CRAFT通信だけになった現在、通信の発行は以前より重要性を増しているのですが、なかなか時間が取れず、年3回発行どころか、年一回発行という情けない状況になっております。 今後とも少しでも発行回数を多くするために努力致しますので、皆様も記事を是非お寄せ下さい。 4) カタログを大幅に改定いたしましたのでご覧下さい。改訂のポイントは (1)この号でご案内申し上げた価格決定ルール変更に伴う価格の変更。(実施は5月1日受注分からです) (2)通信でご紹介した主な商品をカタログ上に掲載した。 (3)不人気な商品の削除。 (4)詳細情報をクリックしていただければ、メーカーのホームページでその機械の仕様書を直接見られるようにした。(リンクの追加) ※ご注文の際の商品に送料は含まれておりませんのでご注意下さい。(消費税・国内送料別途) 5) テーブルソー、ルーターテーブル他TAMA CRAFT製品は私が現在非常に多忙なため納期がかかる状態になっております(約2ヶ月)。ご注文頂いた方にご迷惑をかけますので、今回のカタログ改訂時にこれらのTAMA CRAFTで加工・製作する商品は外そうとも考えましたが、取りあえず残しました。今後も短期間での納入は難しいと思いますが、多少納期がかかってもお待ちいただける方のご注文はお受けできますが、急ぎの方は部品を購入いただき、自作いただくようお願い致します。自作時に不明な点に付いての電話・E−MAIL等でのアドバイスはフルに致します。 |
| − 以上 − |
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TAMA CRAFT 代表 芝地 正履 〒158-0092 東京都世田谷区野毛1-12-6 TEL 03-3701-0968 小淵沢工房 〒408-0032 山梨県北杜市長坂町大井ケ森1176-659 TEL 0551-32-6709 FAX 0551-20-4331 E-Mail : shibachi@tamacraft.com URL http://www.tamacraft.com/ All Rights Reserved, Copyright© TAMA CRAFT 1999-2003 |