4-2.バンドソー バンドソーは欧米の工房では買うべき機械のベストスリーに入るほど重要な機械です。日本ではバンドソーの評価は低く、板材の挽き割り専用機としての評価しかありません。 その理由は日本で市販されている大手メーカーの大型のバンドソーは広幅の刃を標準装備しており、細い刃に対してガイド装置等が対応しておらず用途が限定されている為と考えます。 本来のバンドソーの機能は (1)厚板の挽き割り (2)曲線切り (3)板のリッピング であり、各々の用途に適した刃が必要です。(バンドソーにはテーブルソーのような汎用刃はあり得ません。)そのために、バンドソー購入時に一番考えねばならぬ事は、各種刃とそれに適したガイドの入手が可能かどうかと言うことです。この観点から見れば、日本製、日本のホームセンターで売られている台湾製のバンドソーはあまりお勧めできません。
4-4.大型テーブルソー 日本で昇降盤と呼ばれている大型のテーブルソーです。この分野ではDELTA社の UNISAWが業界の標準となっています。DELTAのUNISAWの型番は良く変わりる上に、ディーラーが特注した限定版もあり更に混乱しています。 色々な組み合わせがありますが、基本的な仕様が多くあるわけではありません。 動力の種類(単相230V、動力線)馬力(3HP、5HP)刃の傾斜方向(右傾斜が標準です。特に左傾斜をご希望の場合はご指定下さい。) フェンスの種類(UNIFENCE、Biesemeyer)の組み合わせを指定すれば決まります。
4-5.コントラクターソー コントラクター・ソーはUNISAWの様な大型のテーブルソーと卓上型のテーブルソーの中間に位置する機種であり、アマチュアの木工愛好者の標準機種とも言うべき物です。この分野でもDELTA社の機種が有名です。馬力は全て1−1/2HPですがフェンスシステムの差で3機種に分かれます。(UniRip、UNIFENCE、Biesmeyer)
4-6.RYOBI BTS21 評判の良かったBT3100が急に生産中止になり、弟分のBTS15を取り扱っていましたがこのBTS15も短命であり、生産中止になってしまいました。TAMA CRAFTが入門用のテーブルソーとして米国リョウビ社の機械をお勧めする理由は比較的安価な割に性能がしっかりとしている事もありますが、スライドテーブルが標準装備になっており、横切り作業の精度が高く、安全である事が第一の理由です。この観点から世界中の入門用のテーブルソーを再検索したのですが、他社にスライドテーブル標準装備の商品はなく(オプションで取り付けられるものもありません。)やはり米国のリョウビに戻ってきました。このBTS21は基本的性能はBTS15と同じです。差はBTS15がしっかりとした固定脚を持ち据え置き式で使うようになっていましたが、BTS21は折りたたみの脚+本体の車輪で移動が簡単にできるようになっています。
4-7.PERFORMAXドラムサンダー 自動ガンナの刃をサンドペーパーを巻き付けたドラムに置き換えた物です。自動ガンナと同じ様な使い方をしますが、次の点が自動ガンナと異なります。 絶対に、必要な機械ではありませんが、騒音の問題で、自動ガンナを諦めている方、予算とスペースに余裕のある方には面白い機械です。 ・広幅に対応出来る。片側40cm、往復で80cm迄対応致します。 ・騒音が殆ど無い。 空転持でボール盤程度、加工時でもそれより若干高い程度。(自動ガンナ特有のかん高い音がありません。) ・横目が加工可能。 カマチ組みの扉等、縦目と横目の混合した部材の仕上げが可能です。
4-8.自動ガンナ 小型自動ガンナはマキタの2012NBが騒音レベルが低く、米国でも評判の良いポータブルの自動ガンナであるため、一時TAMA CRAFTでの取り扱いを中止しておりましたが、最近DELTAとDeWALTから少し差別化された2スピードの13インチ(他の機種は殆ど12インチです。)が発売されたこの2機種を取り扱います。
4-9.手押しガンナ 小型の手押しガンナはリョウビJP−155とDELTA JT160(旧名称37−070)が知られていますが、これらの機種はベットの長さが短すぎ、少し大きな板の加工には全く適していません。この一つ上のクラスとしてお勧めできるのがJT360(旧名称37−190)です。この機種は鋳鉄製の1、168mmのテーブルを持ち、音の静かな誘導モーター(3/4HP)で、且つ3枚刃と言う豪華な仕様です。 この機種と全く同じ本体に1HPのモーターを付け、下部をクローズド・キャビネットにしたのが37−195です。
4-10.ベルト/ディスクサンダー TAMA CRAFTでは今まで、据え置き式のサンダーを使いませんでしたが、小物雑貨を数多く作るようになってから、ベルト/ディスクサンダーを愛用しております。加工の基本の一つに、軽い方を動かすと言う物があります。大型の家具の場合は、作品を固定し、サンダーの方を動かしますが小物雑貨の場合は逆にサンダーを固定して、作品を動かした方が合理的ですし、きれいに仕上がります。 この種のサンダーは台湾製の小型の物(ベルト=4インチ・ディスク=6インチ)が時々大手DIY店で販売されていますが、馬力不足で加工材を少し強く押しつけると止まってしまいます。やはりベルト=6インチ・ディスク=9インチで1馬力のモーターが必要です。 使用上の留意点としては使用するサンドペーパーの番手につきます。最初は#80が付いてきますが、このままでは荒すぎて、(特に針葉樹材の場合)コントロールが難しく、仕上がりもサンドペーパーの筋が残ります。TAMA CRAFTがお勧めするのは#120です。コントロールのしやすさと仕上がりのきれいさのバランスがうまく取れております。 なお、この様な動力サンダーにはサンドペーパーのクリーナーは必須です。これを使えば、サンドペーパーの寿命が5倍以上になります。
4-11.ラジアル・ボール盤 一般のボール盤は基本的には鉄工用に作られており、木工で使うと (1)テーブル面積が小さい (2)フトコロが狭すぎて板の中央部に穴が開けられない(13mmのボール盤で170mm程度しかない)等の欠点が目に付きます。 (1)に付いては30mm程度の厚い合板で大型の補助テーブルを作りカバー出来ますが (2)についてはラジアルボール盤を使用する以外解決の方法はありません。 ラジアルボール盤はDELTAでも市販しておりますがDELTA社のラジアルボール盤はテーブルの高さ調整機構が無く、非常に使い勝手の悪い物です。TAMA CRAFTのお勧めするGrizzly社のラジアルボール盤はラック・アンド・ピニオンのテーブルの高さ調整機構を持ち、ヘッド、テーブル共に角度が自由に設定できるので、四方転びの椅子の脚の取り付け穴等も簡単に開けることが出来ます。
4-12.スターターキット 電動工具だけを使用した木工では、加工精度・加工速度等に限界があります。 次の段階として、据え置き式の加工機械を使った木工にジャンプアップする場合に、悩むのは、どの様な種類の機械を購入するべきかと言うことと、何処のメーカーのどれぐらいのグレードの機械を購入するかと言ったことです。 TAMA CRAFTでは長年アマチュアの木工愛好者に助言をしてきた経験を生かし、2種類のスターターキットを準備いたしました。 両方とも、@テーブルソーAバンドソーB自動ガンナC手押しガンナの四種を準備いたしました。 DELTAキットは、世界の一流品であるDELTA社の機械の中から、上級アマチュアにふさわしい機種を選択いたしました。 Grizzlyキットは安価でその割に性能がしっかりとしていると言う評判で、のびてきているGrizzly社の機械の中から、ご予算に限りのある上級アマチュアにふさわしい機種を選択いたしました。 価格は四種の機械を個別に購入した場合より10%お得になっておりますので是非ご検討ください。
4-13.ハイブリットソー テーブルソーの分類は従来は簡易型のコントラクターソーと大型のテーブルソー(キャビネットソー)に分類されておりましたが、最近その中間にハイブリットソーという分野が確立され、各社が競ってこの分野に進出しております。 何がハイブリットソーの定義(他の分野との差)かというとそれほど厳密なものではありませんが、コントラクターソーと比べれば、モーターが露出しておらず、より精密なフェンス、刃の昇降・傾斜装置を持っていることであり、キャビネットソーと比べれば価格がお手頃であると言うことと思います。 現在ハイブリットソーを上市しているメーカはCraftsman、Delta、DeWalt、General、Grizzly、Hitachi、Jet、Shop Fox、Steel City、Woodtekと老舗、新興メーカー合わせて10社にのぼります。 TAMA CRAFTでは、皆様のご要望に従いDeWalt DW746Xを中心に輸入代行をして参りましたが、最新のTool &Shops誌(Finwoodworking誌の別冊)の評価では意外な機種の評価が高いのに驚かされました。 日本では殆ど知られていないWoodtek社の148−271がBEST OVERALL賞とBEST VALUE賞を獲得しております。 通常BEST OVERALL賞は比較的高価で性能が優れている機種に、BEST VALUE賞は若干問題はあるが、低価格でお買い得な機種に出されるものですが、この両賞を同時に受賞した機械は非常に希です。 TAMA CRAFTはこの分野の元祖とも言えるDeWalt社のDW746Xと、Woodtek社の148−271を定番商品として扱うことといたしました。